木村 肇

飛行場の街で暮らす安心を支える民防工事

こんにちは。

アイフルホーム小松店でリフォーム工事を担当しています木村です。

今回は、現在行っている「民防工事(小松飛行場周辺建具機能復旧工事)」について、少しお話ししたいと思います。

この工事は、防衛省が実施している「民生安定施設整備事業」の一環で、航空機の騒音による生活環境への影響をやわらげるために行われています。

小松飛行場の周辺では、以前から住宅への防音工事が進められており、今回の工事はその中でも“建具の機能回復”を目的としたものです。

防音工事で取り付けられたサッシも、年月が経つと動きが重くなったり、隙間ができたりして、防音性能が落ちてしまうことがあります。

今回の復旧工事では、そうした劣化した部分を点検し、必要に応じて交換を行い、もとの性能を取り戻す作業をしています。

特に窓廻りは音の出入りが最も多い部分であり、防音サッシを設けることで、飛行機の離着陸音を大幅に軽減できます。

現在、新たに民防工事を行う住宅は年々減っていますが、以前に民防工事をされたお宅で10年以上経過している場合、サッシの故障などがあれば申請によって無償で取替が可能です。

当社でも毎年数件ほど、こうしたサッシの取替工事に携わらせていただいています。

民防工事中

工事の際はサッシだけでなく、木枠や外壁まわりも一度取外し、同じように復旧していくため、手間のかかる作業ではありますが、完了後は窓廻りがすべて新しくなり、お客様からも「ともて静かで気持ちがいい」と喜んでいただいています。

申込から工事完了まではおおよそ1年ほどかかりますので、該当される方は早めに申請されることをおすすめします。

また、エアコンも防音対象設備として設置から10年が経過すると、1割負担で取替が可能です。

サッシと合わせて見直すことで、より快適な住環境を保てるでしょう。

防音工事は普段あまり意識されませんが、静かで快適な暮らしを支える大切な工事です。

これからも地域も皆様の安心と快適を守るために、ひとつひとつ丁寧な施工を心がけていきたいと思います。

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