見直される室内塗り壁の魅力 ~快適な住まいづくりのために~
こんにちは。
アイフルホーム小松店でリフォーム工事を担当しています木村です。
最近、久しぶりにリフォーム現場の室内で塗り壁の施工を行う機会がありました。

今回は和室だけでなく、洋室やリビングに塗り壁を採用されており、お客様からは「湿気や生活臭を少しでも抑えたい」というご要望をお聞きしました。
私が建築の仕事を始めた頃は、和室があれば塗り壁があるのが当たり前でした。
職人さんがコテを使って丁寧に仕上げる光景は、現場ではごく普通のものでした。
しかし近年は住宅の洋風化や工期短縮の流れもあり、塗り壁を見る機会はずいぶん少なくなりました。
塗り壁の大きな特徴は、湿度を調整する働きが期待できることです。
室内の湿気が多い時には吸収し、乾燥している時には放出することで、快適な室内環境づくりに役立つと言われています。
また、生活臭やペットのにおいなどを軽減する効果も期待できるため、近年あらためて注目されるようになっています。
一方で、塗り壁には手間と費用がかかります。
クロス仕上げと比較すると材料費や施工費が高くなる場合が多く、施工にも熟練した技術が必要です。
しかし、長い目で見れば快適性や質感の良さなど、費用以上の価値を感じる方も少なくありません。
昔の住宅では「湿式工法」と呼ばれる工法が一般的でした。
下地から仕上げまで水を使った材料を塗り重ねていくため、十分に乾燥させる時間が必要でした。
そのため工期も長くなり、天候の影響を受けることもありました。
現在の住宅では「乾式工法」が主流です。
石こうボードなどの乾いた下地材を使用するため、施工期間を短縮でき、品質も安定しやすいというメリットがあります。
和室があっても真壁ではなく大壁仕上げが増え、塗り壁ではなくクロス仕上げを選ばれるケースも多くなっています。
では、湿式工法と乾式工法のどちらが良いのでしょうか。
これは一概には言えません。
昔ながらの湿式工法には独特の風合いや重厚感がありますし、乾式工法には施工性やメンテナンス性の良さがあります。
それぞれに長所と短所があり、住まい方やご予算、デザインの好みによって選ぶことが大切です。
住宅の建築技術は時代とともに進歩していますが、昔から受け継がれてきた工法や材料にも優れた点がたくさんあります。
今回の現場で久しぶりに塗り壁を見て、改めてその魅力を感じました。
自然素材ならではの温かみや、職人の手仕事による表情の違いは、やはり独特の味わいがあります。
これから家づくりをお考えの方は、クロスだけでなく塗り壁という選択肢もぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
実際に見て触れてみると、その良さをより実感できると思います。